これまでは、ネザーランドドワーフ、ホーランドロップ、ドワーフホトと、ウサギらしいウサギをご紹介してきました。
でも、ウサギ至上もっともモフモフでモコモコのウサギって、ご存知でしょうか。
それは、アンゴラウサギです。
見てください、この絶句するくらいモフモフ、モコモコの身体!
まるで北海道の阿寒湖のマリモのようではないですか?
今日は、この謎すぎるモフモフウサギの生態について、解説していきます。
生態
名前の由来や種類、大きさ、寿命、懐くかについてなどを調べていきます。
名前の由来と分類
アンゴラウサギは英語で、Angora Rabbitと表記されます。
一説によると、アンゴラウサギはAngoraは小アジアのアンゴラ地方、つまり現在のトルコのアンカラ付近を発祥とするようですが、諸説あり、正確なところは定かではないようです。
ただ、同地方に存在する「アンゴラヤギ」「ターキッシュアンゴラ」と同様に名付けられたとするトルコ起源説がもっとも有力です。
Angoraは、アフリカのアンゴラ共和国から由来しているものと思ってしまいがちですが、アフリカのような気候の下ではアンゴラウサギのような長毛種は生息できないので、アンゴラウサギとアンゴラ共和国は関係はないとされています。
アンゴラウサギは最も古いウサギの一種です。
ネザーランドドワーフやホーランドロップと同様に、カイウサギ(ウサギ目ウサギ科)の一種に分類され、アメリカの公式機関では、アンゴラウサギの品質基準が定められています。
種類
アンゴラウサギには、イングリッシュアンゴラ、フレンチアンゴラ、サテンアンゴラ、ジャイアトアンゴラの4種類がペットとしてよく飼われています。
イングリッシュアンゴラ
イングリッシュアンゴラについて解説していきます。
大きさと特徴
イングリッシュアンゴラは、成長すると2.27~3.4kgまで大きくなります。
一見するとマリモのように真ん丸に見える程、顔のまわりや耳、身体全体が長い毛に覆われています。
丸い頭と、「タッセル」という飾り毛があるのが特徴で、その風貌はまるでぬいぐるみのようです。
目が見えなくなるほど毛に覆われており、飼い主としては、頻繁にお手入れすることが求められます。
今回ご紹介するアンゴラ種の中で最も小さく、飼いやすいため、ペットとして人気があります。
フレンチアンゴラ
フレンチアンゴラについて解説していきます。
大きさと特徴
フレンチアンゴラは、成長すると3.4~4.76kgまで大きくなります。
頭は楕円形、顔、耳、手足の毛は短いが、背中などその他の部分の毛が長いです。
まるで、すっきりとした顔達のウサギは、洋服を着ぶくれしているように見えます。
毛が絡まりにくいため、飼い主としての手入れは比較的容易ですが、やはり通常のウサギよりはモフモフしているため、毎日のブラッシングは欠かせません。
今回ご紹介するアンゴラ種の中で2番目に小さく、上品な雰囲気の見た目がペットとして人気があります。
サテンアンゴラ
サテンアンゴラについて解説していきます。
大きさと特徴
サテンアンゴラは、成長すると2.95~4.31kgまで大きくなります。
頭は楕円形、顔の周りに少し毛が生えており、耳は大きめですが、毛が少ないです。
一見するとフレンチアンゴラにも似た風貌をしています。
元々は、サテン種のウサギとフレンチアンゴラを掛け合わせて生まれたサテンアンゴラです。
アンゴラ種のモフモフ感に合わせて、背中のサテンの輝きが美しいのが特徴で、思わず触りたくなってしうような魅力があります。
ジャイアントアンゴラ
ジャイアントアンゴラについて解説していきます。
大きさと特徴
ジャイアントアンゴラは、成長すると4.31~4.54kgまで大きくなります。
ジャイアントアンゴラ…強そうな名前ですね。
その名の通り、アンゴラ種4種の中では最も大きく成長するウサギです。
頭は楕円形、額に房毛、頬に飾り毛があり、耳の先端には「タッセル」と呼ばれる飾り毛があります。
手足も長い毛でおおわれているため、毛量が多く、最も手入れが難しいウサギであると言えます。
ジャイアントアンゴラはアルビノのみですので、カラーは白色、目は赤目です。
どれくらい長生きしてくれる?寿命は?
寿命は7~12年です。
ウサギの中では比較的、長生きする方ですね。
しかし、長生きする分、病気やケガのリスクを念頭に入れなければなりません。
ウサギさんに充実で快適な暮らしを楽しんでもらうためにも、飼い始める時から、予め寿命に対して意識を持っておくと良いです。
なつく?その性格は?
穏やかで大人しい性格です。アンゴラウサギはネザーランドドワーフやホーランドロップと比較すると大柄で、存在感も大きいですが、その見た目とは裏腹に、穏やかで大人しい性格です。
個体によっては、抱っこされたりブラッシングされることを好む子もおり、人の手を嫌がらないことが多いです。
アンゴラウサギは飼い主のお手入れがとても大変な品種なので、日々のお手入れを通じて、飼い主とアンゴラウサギの信頼関係が築けるようになるでしょう。
どこで販売されている?値段は?
アンゴラウサギは販売されていることが珍しいので、ペットショップでは手に入れられないようです。
一部のウサギ専門店や、ブリーダーさんに問い合わせてみましょう。
また、ウサギの中でもずば抜けて毛量の多い品種となるので、お手入れに手間がかかり、十分な知識とケアが必要です。
だから、飼いたいと思ったら、アンゴラウサギに詳しい店員さんや、ブリーダーさんに、しっかりとお手入れの仕方を予め聞いておくことが良いです。
値段は、8万円程度で販売されている場合が多いようですが、お店によっても幅があるため、一度問い合わせてみましょう。
モフモフすぎてたまらない魅力!まとめ
アンゴラウサギは身体のケアがとても手間のかかる品種のため、なかなか飼いなれていない場合は難しいかもしれませんが、ウサギ好きさんなら一度は見てみたい種類のウサギさんですよね。
そんな、アナタには、動物園での見学をお勧めします。
現在、一部の動物園ではアンゴラウサギを目にすることが出来るようです…!!
- 大阪のふれあい観光牧場・テーマパーク ワールド牧場
どこから写真を撮っても顔がちゃんと・・・・・。それでも可愛いアンゴラウサギ。ワールド牧場にはイングリッシュアンゴラが現在5羽過ごしています。もふもふでふさふさで暖かいです。ワールド牧場情報 pic.twitter.com/LUWwnxDDT4
— ワールド牧場 (@worldranch) January 28, 2014
現在、緊急事態宣言の影響で臨時休業しているようなので、行く前には牧場に問い合わせて見てくださいね^^
それにしても、一度見たら忘れられないインパクトのあるウサギさんです。
私も、初めて見た時にはとてもウサギには見えませんでした。笑
でも、そんな、モフモフ、モコモコしている所が、とても可愛いですね!
今回は、そんな不思議な存在感のウサギ、アンゴラウサギについてお伝えしました!!